Trados Studio 2022 Service Release 2(SR2)で修正・改善された問題のまとめ

島田 智紀 島田 智紀 シニアソリューションコンサルタント 2023年12月19日 読了目安時間:2分 読了目安時間:2分

Trados Studio 2022 Service Release 2(SR2)で修正・改善された問題のまとめ

今回は、2023年9月21日付でリリースされたTrados Studio 2022 SR2 CU8および2023年12月11日付でリリースされたTrados Studio 2022 SR2 CU8で修正・改善された主な問題をご紹介します。
 
なお、Trados Studio 2022の各CU(Cumulative Updates)で修正されたすべての問題について詳しくは以下のドキュメントおよびナレッジベース記事(英語)をご覧ください。
 Trados Studio 2022 で解決された問題
 
また、Trados Studio 2022 SR2で追加された機能および今後追加予定の機能については、以下のブログ記事もご覧ください。
 
 
Trados Studio 2022 SR2 CU8で修正・改善された問題と既知の問題
 
修正された問題
  • Trados Studio 2022 CU7にアップグレードする際、古いクラウドプロジェクトを含んでいるなどの特定の状況下で、起動時にオブジェクト参照エラーが表示される問題を修正しました。(LG-40408)
  • Reports Viewer Plusアプリとの互換性の問題で、起動時に "Failed to initialize SDLReportsViewer_View "エラーが表示される問題を修正しました。(LG-40437)
既知の問題
  • 現在、用語のクイック追加機能はデフォルトレイアウトでのみ機能します。フラグレイアウトなどの他のレイアウトでは、用語は直ちに保存されず、Termbase ViewerのSaveボタンをクリックして保存する必要があります。用語のクイック追加コマンドを使用する場合は、デフォルトレイアウトを有効にすることをお勧めします。この問題は次回のアップデートで解決する予定です。または、https://appstore.rws.com/Plugin/35からRapid Add Termアプリをインストールしてください。
  • その他の既知の問題については、こちらのドキュメントをご覧ください。

Trados Studio 2022 SR2 CU9で修正・改善された問題と既知の問題

改善された問題
 
  • 互換性チェック:現在のTrados Studioのバージョンとインストールされているアプリの間に互換性があるかどうかがチェックされるようになりました。互換性のないアプリはロードまたはインストールされませんが、プラグインフォルダに残ります。Trados Studioを正しく機能させるために必ずしも必要ではありませんが、これらのアプリを手動で削除することもできます。これらのアプリは以下の場所から削除できます。
     %username%\AppData\Roaming\Trados\Trados Studio\17\Plugins
     %username%\AppData\Local\Trados\Trados Studio\17\Plugins
     C:\ProgramData\Trados\Trados Studio\17\Plugins
  • 非AppStoreアプリの処理:RWS AppStore以外からインストールされたアプリでTrados Studioと互換性のあるものは引き続き正常に機能します。ただし、AppStoreと統合されていないため、アプリ固有のアイコンの代わりに一般的なロゴが使用されます。
  • 複数インスタンスエラーの解決:Trados Studio 2022 SR2 CU8の複数のインスタンスを実行するときに、AppStoreイメージの削除によってエラーが発生する問題が解決されました。ユーザーは、この問題に遭遇することなく、同じコンピューター上でTrados Studioの複数のインスタンスを安全に操作できるようになりました。
  • 全体的な安定性:最新のアップデートでは、アプリのアップデート中、特にTrados Studioの最新バージョンへのアップグレード後に発生する可能性のあるさまざまな問題に対処することで、システムの安定性とユーザーエクスペリエンスが向上しています。
タグ
Trados
島田 智紀
制作者

島田 智紀

シニアソリューションコンサルタント
RWSでTrados製品のコンサルティングをしております。
Trados認定トレーナー。
この執筆者の全記事: 島田 智紀