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翻訳者がTrados Studioを使用するべき理由

皆さんこんにちは。SDLジャパン(RWSグループ)の西海です。

今回のブログでは、翻訳者がなぜ翻訳支援ソフトウェア「Trados Studio」を使用するべきかをご紹介します。Tradosには機能面はもちろん、その他にも様々なメリットがあります。ツールの導入にハードルを感じ、あと一歩踏み出せない方の、後押しとなる内容となれば幸いです。

本ブログでは以降、Trados StudioのことをTradosと表記します。

ツール導入の課題

まず、Tradosのような翻訳ツールを導入する際の課題を見てみましょう。これらはTradosに限らず、ツールを導入する際によくある一般的な課題です。特にこれまでツールに慣れ親しんでいない方は次のような課題をお持ちではないでしょうか。

・今までのやり方を変える心の準備
人は従来のやり方を変えることに少なからずストレスや不安を感じ、できれば今までのやり方を貫きたいと思うものです。翻訳においては、例えばテキスト編集ソフトやWord上で手作業の翻訳をこれまで進めてきている場合、翻訳ツールの導入には抵抗を感じるかと思います。

・ツールの使い方を覚える必要性
新たなツールの導入の際には、使い方を覚え、ツールを最大限活用できる最適なプロセスを考える必要があります。従来のやり方を変える決断をし、学習と情報収集を行わなければいけない、という気持ち的なハードルがあります。また、せっかく導入をしても使いこなせず放置してしまうことが心配…という声もよくあります。

・ITが苦手
パソコンやITは苦手、という方も多くいます。メインの業務ではない苦手分野に時間を割くのは誰もが避けたいものです。しかし、昔の紙中心の時代からデジタル化が進み、さらにその加速度を増している今、これは避けることのできない必須項目と言えるでしょう。翻訳ツールに限らず、みなさんの生活に様々な角度から深く関わっているデジタル化。基本的なIT知識を自分で身に着けることは大きなメリットとなるはずです。

・初期費用がかかる
ツールの導入には初期費用が発生します。サブスクリプションがトレンドとなっている今は、月額または年額費用として継続して費用が発生するケースも多いでしょう。ここでは発生するコストと、今後それを上回るリターンがあるかを慎重に判断することが求められます。

翻訳ツールを新たに導入する際には、上記のような課題があるかと思います。しかし、後半でご紹介をしますが、Tradosはこのような課題があったとしても、結果としてより大きな長期的リターンを得られる可能性が高いのです。


ツールを使用しないと起こる隠れたリスク

次に、Tradosを導入せずにこのまま手作業の翻訳を続けるとどのようなリスクがあるかを見てみましょう。これらは表面化しておらず、皆さんが気づかないうちに損をしているケースが多くあります。特に今のやり方で業務が回っている場合には、あえて変えようと思わないのが自然かもしれません。

・「時間」「コスト」「手間」の非効率化
手作業で翻訳を進める場合、以下のような問題を感じたことはありませんか。

 -何度も同じ翻訳をする
「前に同じような文を訳したが、探すのが面倒なのでもう1度翻訳してしまおう」
「前回とは少し違う翻訳をしてしまったかな…(記憶に頼った翻訳)」

 -用語の統一
「繰り返し同じ用語が出てくるが、何個か別の訳語にしてしまったかも、でもどこだっけ…」
「用語が統一されているかチェックしたい、でも時間がかかるし確認漏れがあるかも」

 -検索と置換の手間
「先月の依頼と類似が多いから、過去の翻訳と合わせるために先月の翻訳を使いまわそう。でも過去のwordファイルを探すのが手間だし、コピーして貼るのも面倒…」
「Excelの用語集を見ながら翻訳をするのは、1つずつ検索とコピーをするのが手間」
「更新された差分だけ翻訳できればいいのに、目で見て差分を翻訳しないといけない」

 -品質チェックに時間がかかる
「翻訳が終わったから最後に全体をチェックしよう、300ページあるからある程度の時間を確保しなきゃ」

これらは力づくでも、時間をかければできてしまうものです。ただし、そこには隠れた時間・コスト・手間が発生していることを認識することが大切です。

・手動作業によるミス
手作業の場合、時間がかかるだけではなく、次のようなミスの可能性もあります。
・コピーしたものを誤った場所に貼りつけてしまう
・コピーしたものを2回貼りつけしてしまったが気づかなかった
・用語の確認が漏れ、一貫性が保てなかった
・元のレイアウトが崩れてしまったがうまく戻せない

品質基準の高いクライアントには、このようなミスが大きな痛手となる場合もあります。信頼やビジネスチャンスを失う可能性も少なからずあるでしょう。

・Trados案件を受注できない
依頼元がTradosを使って翻訳プロジェクトを管理している場合、翻訳者として依頼を受注するにあたりTradosを持っていると有利な場合が多くあります。依頼元(クライアント、翻訳会社)は一般的にTradosを持っているケースが多く、翻訳者としてTradosを持っていないために、依頼を受けられない可能性もあります。自分で仕事を発掘しなければいけない個人翻訳者は特に、ビジネスチャンスを狭めないようにしたいところです。

・長期で時間と手間が重なっていく
手作業でも翻訳作用を進めることは可能です。ですが、余分な時間・コスト・手間が余計にかかるとすると、5年、10年と塵も積もって膨大な時間やコストに繋がることは言うまでもないでしょう。効率化ができれば、その時間により多くの案件をこなしたり別の業務に時間を割くことができます。

いかがでしょうか、同じような問題を感じている場合はTradosで解決することができます!
本題のTradosを使用するべき理由を見ていきましょう。


Tradosを使用するべき理由

Tradosを使うことで次のようなメリットがあります。

・「時間」「コスト」「手間」の効率化
こちらはTradosの1番大きなメリットとなるところです。

 -何度も同じ文を訳さなくてよい
Trados上で翻訳するデータは、翻訳メモリというデータベースにどんどん蓄積されていきます。同一または類似の分節を繰り返し翻訳する必要はありません。これによりスピードを加速し、さらに同じ原文に同じ訳文を挿入できるという品質の一貫性でもメリットがあります。 

 -検索と置換の手間がない
同一または類似の分節が出てきた場合、翻訳メモリから瞬時に検索を行い候補が表示され、簡単に挿入が可能です。過去のWordやExcelのなかから「Ctrl+F(検索コマンド)」で探す必要はもうありません。
さらに、正しい分節に候補を挿入できるため、誤った分節に貼りつけてしまうことを防げます。また類似の分節は、以前との差分が表示されるため、必要な翻訳だけを行うことができます。

 -簡単に用語を統一 
Tradosの用語ベースに登録をした用語は、システム的に漏れなく使っていくことが可能です。登録通りに用語を訳さないとエラーが出て気づくことができます。用語もTradosが自動で検索し候補を簡単に挿入できるため、Excelの用語集上で検索とコピーをする必要はありません。

 -品質チェックはワンクリック
ワンクリックで文書全体に対して様々な品質チェックが可能です。例えば、用語の使用、数値、単位、記号、文の長さ、訳し忘れ、などです。チェック項目は細かくカスタマイズができ、取り扱う言語やクライアントの要求に応じて柔軟に変更できます。

【Tradosエディタ画面】


・Trados指定の案件でなくても、個人的に使用可能
「Tradosは指定される案件でしか活用できないのでは」と考える方もいますが、実際には様々なプロジェクトで活用できます。(*繰り返しや類似が少ない文書など、場合によっては効果が低い時もあります)
依頼元のツール指定がない場合でも、ご自身の判断でTrados上で翻訳をすることでデータが蓄積されていきます。個別で貯めていくデータは自分だけが持つ資産として成長していき、長期的に将来の翻訳に役立ちます。これにより更に速く、一貫性のある翻訳を進められます。Trados上で翻訳をすればするほどデータが蓄積されるため、早めの導入が望ましいのです。

・業界リーダー、27万人が使用する信頼できるツール
翻訳業界最大手の当社RWSが販売するTradosは35年以上の歴史を持ち、世界中で27万人以上に使用されている信頼のソフトウェアです。さらに翻訳業界ではグローバルでユーザ数が多く、仕事を依頼する/受ける際にTradosを持っていることで、よりチャンスの幅が広がります。

・充実した日本語コンテンツ
私たちは日本を重要なマーケットの1つとして考えており、日本語でのコンテンツも充実しています。無料で視聴できるWebのセミナー、ヒントや製品情報を配信しているブログご利用ガイド、またRWSコミュニティでは、世界中のユーザが質問やアイデアを投稿し、それに対しユーザ同士または当社スタッフが回答を行っています。このような無料のコンテンツを活用するだけでも、十分に製品の使い方を学習できる環境が整っています

・無料で使えるニューラル機械翻訳
Tradosを持っているユーザ(Starterタイプを除く)は、年間600万文字まで無料で当社のニューラル機械をご使用いただけます(2022年1月現在)。Tradosと機械翻訳を組み合わせることで、修正した機械翻訳結果を蓄積することができる、いわゆるポストエディットを行うことが可能です。
Tradosと機械翻訳の違いはこちら

・オンラインとオフラインの組み合わせた使用
Tradosはデスクトップアプリケーションとクラウド環境「Trados Live」がセットになっており、お好きな環境で翻訳を進めることができます。Trados LiveはOSやデバイスの種類を問わず、Macユーザやタブレットでもご利用いただけます。ユーザの働き方に応じて、デバイスと場所を問わない柔軟な使用が可能です。



ここまで、ツールを使わないリスクとTradosを使うメリットをご紹介しましたがいかがでしょうか。同じような課題をお持ちでしたら、ぜひご参考にしていただければうれしく思います。

導入になかなか踏み出せない方は、まず30日間の無料トライアルから始めることをお勧めいたします。
ご自身の取り扱う文書がTradosのメリットを十分に受けられるか、ご検証ください。

【30日間の無料トライアル】
https://www.trados.com/jp/products/trados-studio/free-trial.html
【トライアルガイド】
https://www.trados.com/jp/blog/trados_trial_guide.html

またTradosがどのようなツールかを詳しく知りたい方は、まずこちらのブログシリーズをご覧ください。

購入について

個人翻訳者の方はオンラインですぐに購入、ご利用を開始いただけます。

【オンラインストア】
https://www.trados.com/jp/store/
【購入方法を確認】
https://www.trados.com/jp/blog/trados-online-store.html

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