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Trados ユーザー質問会 2020年1月レポート

こんにちは、SDLジャパンの土田です。こちらのブログでTrados Studioを中心としたSDL製品の技術的な情報をお届けしています。

2019年4月より続いております「Trados質問会」と題したユーザーミーティングですが、2020年も「Tradosユーザー質問会」と名前を若干変更して、継続させていただく予定です。

2020年1月31日に、本年最初のTradosユーザー質問会を開催いたしました。こちらで頂いたご質問を、いくつかピックアップしてご紹介します。


Q: 2つのTMを統合するにはどうすればよいですか?

一方のTMをTMXファイルにエクスポートし、統合先のTMにインポートする方法が一般的です。

エクスポートおよびインポートは[翻訳メモリビュー]から目的のTMをそれぞれ開き、TMの名前を右クリックするとコンテキストメニューに[エクスポート]および[インポート]が表示されます。

あるいは[ホーム]タブのそれぞれのボタンをクリックすることでも実行できます。

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Q: 原文ファイルの形式が対訳Excelであることが多いですが、訳文セルにのみ訳文を入力する手順で苦労しています

「バイリンガルExcel」のファイルタイプをご利用ください。まずは[ファイル]>[オプション]>[ファイルの種類]より[Microsoft Excel 2007-2019]および[Microsoft Excel 97-2003]の項目のチェックを外します。この操作によって、ExcelファイルはバイリンガルExcelとして読み込まれます。

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次に[バイリンガルExcel]>[全般設定]を開きます。Trados Studio上で原文フィールドに対応するExcel上の列と、訳文フィールドに対応するExcel上の列を指定します。

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コメントとして抽出したい列がある場合は[コメント情報]で指定します。逆に、Trados上で作成したコメントを指定した列に出力することもできます。[Studio comments will be stored in column:]で列を指定します。


Q: TMをバイリンガルファイルとして管理する方法はありますか?

SDLTmConvertというアプリをお使いください。SDLTMファイルをXLIFFファイルへと変換できます。

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SDL AppStore - SDLTmConvert
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/sdltmconvert/228/

バイリンガルファイルの形でTradosから開きますと、TMに対してQA Checker 3.0や用語検証などの検証機能を適用でき、TMの内容をより効率的にメンテナンスできるというメリットがあります。


Q: バイリンガルファイルをExcelとして出力し、なおかつTrados 上で追加したコメントを特定の列に抽出する方法はありますか?

Export to Excelというプラグインをお使いください。バイリンガルファイルを対訳形式のExcelにエクスポートする一括タスクが追加されます。

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SDL AppStore - Export to Excel
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/export-to-excel/532/

[エディタ]ビューの[一括タスク]より[Export to Excel]を選択します。

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[Extract comments]の項目を有効にします。

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このような形で、A列に分節番号、BおよびC列にそれぞれ原文と訳文が、D列にコメントがエクスポートされます。

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 Tradosユーザー質問会は今後も定期的に開催予定です。