
Tradosのクラウド機能
~基本操作ガイド~
皆さんこんにちは。RWSグループ、SDLジャパンの西海です。
本ブログでは、Trados Studioに標準で付属するクラウド機能の使用方法をご紹介します。
オンラインで翻訳を行えるTradosのクラウド機能をさらにご活用いただきたく、基本的な使用方法をまとめました。本ブログではTrados Studioに標準で付属するクラウド機能(個人使用)についてご紹介をいたします。(チームで使用するTeamエディションも画面や基本操作は共通しています)
■早速ガイドを読む>>http://bit.ly/3dQibVi
Tradosのクラウド機能の概要
Tradosのクラウド機能はクラウド上(オンライン)で翻訳やレビューを行える環境です。Tradosデスクトップがなくても、オンラインでプロジェクトの作成から翻訳、訳文生成までの一通りの流れを完結することができます。
【オンラインエディタ画面】
Tradosのクラウド機能には2つの種類があります。
①Trados Studioに標準で付属するクラウド機能(個人)
こちらは個人向けの環境で、Trados Studio 2022(Starterを除く)を購入すると1ライセンスにつき1アカウントが標準で付属し、デスクトップとセットで使用することが可能です。
②Trados Team(チーム)
Teamはチームで翻訳業務を進めることのできる環境です。ワークフロー機能を使用し作業者をアサインしたり、複数のコーディネーターがリアルタイムでプロジェクト管理をしたり、翻訳メモリや用語ベースといったリソースをリアルタイムで共有することが可能です。Teamには個人使用にはない機能が備わっていますが、ユーザインターフェースや基本操作は共通していますので、ご参考にしていただけます。
クラウドを使用するメリットとは
それではクラウド(オンライン)で翻訳をするメリットは何でしょうか。
例えば次のようなメリットがあるかと思います。
【クラウドのメリット】
・デバイスを問わない(複数PCを使い分ける場合、タブレット、スマホ)
・OSの種類を問わない(Mac、Chromebookでも使用可能)
・デバイス間のデータの移動が不要
・データをセキュアに保管できる
・アプリケーションのインストールや、ライセンスのアクティブ化などの手間がない
・常に最新バージョンを使用でき、アップデートは不要
アプリケーションをインストールしたデバイスのみでなく、様々なデバイス・場所から作業を行えるのは大きなメリットと言えるでしょう。
TradosデスクトップとTradosのクラウドは、同じアカウントでログインをすることで同期されます。どちらか一方で作成したプロジェクトはどちらでも作業ができ、どちらから一方で更新した翻訳メモリなどのリソースも、どちらからも確認ができます。
一方、Tradosデスクトップにはどのようなメリットがあるでしょうか。
【デスクトップのメリット】
・フル機能を使用し翻訳とレビューができる
・オフライン(インターネット環境がない)でも作業を継続可能
・インターネットの回線速度や状況に依存しない
・RWS AppStoreでアドオンを追加し機能の拡張が可能
などのメリットがあります。
Tradosのクラウド機能とTradosデスクトップにはそれぞれメリットがあり、組み合わせて使用をすることで、さらに柔軟な使用が可能となります。
ご自身の働き方に合わせてクラウドを取り入れ、便利な使い方をお楽しみください。
操作方法
具体的な操作手順は少し内容が多く、こちらのガイドにまとめています。
【ご利用ガイド】
http://bit.ly/3dQibVi
【項目】
・ログインとアクセス
・準備
ー 翻訳メモリと用語ベースのアップロード
- テンプレートの作成
・翻訳
- プロジェクトの作成
- オンラインエディタでの翻訳
- 訳文生成
・Tradosデスクトップとの同期
・Trados Teamについて
オンライン上で必要な基本の流れはこちらのガイドをご確認いただければ学習をしていただくことが可能です。すでにTradosをお使いの方は、お持ちの翻訳メモリと用語ベースをクラウドにアップロードし、すぐにクラウドで翻訳を開始できます。
まだ使ったことのない方は、今すぐクラウド機能を始めてみましょう!
■ガイド集■
【Trados Studio基本ガイド】http://bit.ly/3BDQoAR
【翻訳メモリ作成ガイド】http://bit.ly/3buL3Bn
【用語ベース作成ガイド】http://bit.ly/3FJh19X
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