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SDL Trados Studioの使用可能言語を変更する

こんにちは、SDLジャパンの土田です。こちらのブログでSDL Trados Studioを中心としたSDL製品の技術的な情報をお届けしています。

SDL Trados Studio 2019以前のFreelance / Freelance Plus / Starterエディションは、初回にライセンスをアクティブ化する際に使用可能な言語を5選択します。この選択をやり直す方法をご紹介したいと思います。

この5言語の選択はアクティブ化時に行いますが、使用可能言語を変更するためにライセンスの再アクティブ化は必要ありません。アンインストールおよび再インストールを行う必要もありません。

SDL Trados Studio 2019の場合を例にご説明します。


レジストリエディターの起動とレジストリの編集

まずWindowsよりレジストリエディターを起動します。SDL Trados Studioを終了した状態で、タスクバーの検索ボックスに regedit と入力します。結果の一番上に表示されるレジストリ エディターをクリックします。

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ユーザー アカウント制御のダイアログが表示されます。はいをクリックします。

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レジストリエディターが起動します。

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レジストリエディターにて、下記のキーを探してください。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\LDSRClient15

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LDSRClient15というキー名を右クリックし、名前の変更を選択します。LDSRClient15からLDSRClient15_oldと名前を変更してください。

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変更後、レジストリエディターを閉じます。

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Trados Studio 2019を例に取り説明しましたが、より過去のバージョンではレジストリエディターより以下のキーの名称を変更してください。

SDL Trados Studio 2017の場合
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\LDSRClient5

SDL Trados Studio 2015の場合
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\LDSRClient4


使用可能言語の再選択

その後、SDL Trados Studio 2019を起動します。

SDL Trados初期設定時のウィザードが開始されます。次へをクリックします。

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使用言語可能の選択を行います。

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なおSDL Trados Studio 2021より、Freelance / Freelance Plus / Starterエディションにて使用可能言語が5つのみとなる制限は廃止されました。