
新アプリ「Studio Subtitling」 - オーディオビジュアル翻訳のためのSDLの総合的なソリューション
SDL Trados Studioに完全統合されるソリューションでオーディオビジュアル翻訳のニーズ増に対応
マルチメディア翻訳やメディア翻訳とも呼ばれるオーディオビジュアル翻訳に対するニーズは、この10年間で爆発的に増加しています。機転の利く企業は、移り変わりの激しい現代世界において、消費者がお気に入りのブランドや企業の視覚情報をいち早く求め、率直な意見を言うことを好意的に見ています。これに応える1つの手段が顧客向けの魅力的な動画コンテンツを作成することなのですが、メッセージを世界に広めるには、さまざまな言語で視聴できるようにしなければなりません。
そのために、今注目のオーディオビジュアル翻訳者が必要です。オーディオビジュアル翻訳者は、一見華やかでも、困難の多い作業を担当します……。
オーディオビジュアル翻訳とは?
オーディオビジュアルファイルには、さまざまな翻訳方法があります。一般的なのは次の方法です。
- 字幕制作 - 原文音声の訳文を画面にテキストとして表示します。
- アフレコ - 「リップシンク」とも言われます。翻訳した台詞を口の動きに合わせて収録し、オリジナル音源の代わりに再生します。
- 吹き替え - オリジナル音源が再生されますが、吹き替え音源の再生時はオリジナル音源の音量が絞られ、翻訳された台詞が聞こえるようにします。
SDLでは、この3つの方法に対応したソリューションをそれぞれ提供しています。今回は、新たに登場した字幕翻訳ソリューションを取り上げ、この種の翻訳にありがちな問題を軽減する方法についてご説明します。
字幕翻訳の一般的な問題
新アプリ「Studio Subtitling」が登場
リアルタイム動画プレビュー
翻訳している動画のプレビューをリアルタイムで確認できます。SDL Trados Studio内で字幕を変更すると、自動的に更新されます。

複数の動画ファイル形式のサポート

タイムコードの編集
サポートされるファイル形式では、翻訳に合わせてタイムコードを確認し、編集できるため、見つかったエラーの特定と修正が可能です。

書式設定のサポート
字幕の書式(フォント、テキストの色、背景色など)を変更できます。WebVTTなどの一部のファイル形式では、動画内での字幕の表示位置を制作者が設定できます。この機能を備えたファイル形式を翻訳している場合は、SDL Trados Studioによって配置要素が調整され、適切に表示されます。

フレームレートの変換
形式をミリ秒単位またはフレームから変更することもできます。スタイルガイドから作業する必要がある場合に非常に作業しやすくなります。

翻訳の品質保証
- 機能的等価(字幕が話の内容を伝えているか?)
- 許容性(字幕が訳文言語で正確かつ自然な表現になっているか?)
- 読みやすさ(字幕を流れるように負担なく読めるか?)
