

皆さんは普段、翻訳に関する質問がある際にどのように質問/回答をしていますか。
メールで個別に連絡を取り合ったり、Excelにまとめているケースが多いのではないかと思います。
メールで個別に連絡を取り合ったり、Excelにまとめているケースが多いのではないかと思います。
smartQueryを使うと、質問の内容を一か所に集約しチームで簡単に共有をすることができるようになります。質問の管理と共有に課題を感じている場合は、smartQueryをご検討ください。
質問管理の課題
翻訳業務における質問にはさまざまな課題があります。
例えば、
・同じような質問が繰り返されている
・メールでのやり取りが多い
・Excelで質問を管理する手間が発生する
・適切な人が回答をしていない(フローが決まっていない)
・質問が断片的で、統計化/グループ化されていない
・回答済みの質問を十分に共有できていない
手動の運用では上記のような課題が発生し、余計な時間やコストがかかってしまいます。翻訳以外にかかる負荷はできるだけ抑えたいところですよね。
これらの課題をどのようにsmartQueryで解決できるかをご紹介いたします。
smartQueryの概要
smartQueryは質問の入力、編集、依頼、回答、アーカイブ、検索、共有を行えるワークフローシステムです。ユーザはWebブラウザ/Trados Studio上どちらからもアクセスができ、質問の入力や回答、閲覧を行うことができます。
【ワークフロー】
smartQueryにはこのようなワークフローがあります。

まず翻訳者が質問をすると次のプロジェクトマネージャーにタスクが進みます。回答できる場合は回答を行い、難しい場合は次のステップへ依頼をしていくフローです。(各フェーズに複数のユーザを設定することも可能です)
依頼されたユーザはメール通知で依頼が来たことを知ることができ、すぐに作業にとりかかれます。
社内での確認が難しい場合は、「Client」というステップから外部にいるクライアントへ回答依頼を送ることも可能です。またプロジェクトに応じてステップを追加したり不要なステップは飛ばすこともでき、柔軟な運用が可能です。
質問内容が明確でない場合は、質問者にタスクを戻すこともできます。
Webブラウザ上でsmartQueryにアクセスをすると、各タブで次のような状況を確認することができます。
【My View】自分にアサインされた質問(自分が回答するべきもの)
進捗状況をモニターをしたい質問の状況(モニター用にマークすることができます)
Webブラウザ上でsmartQueryにアクセスをすると、各タブで次のような状況を確認することができます。
【My View】自分にアサインされた質問(自分が回答するべきもの)
進捗状況をモニターをしたい質問の状況(モニター用にマークすることができます)
【Tracking】自分がした質問の内容とステータス
【New query】新しい質問をすることができます
【Search】回答済みの質問を確認することができます
【Import】Excelで編集した内容をsmartQuery内に取り込むことができます
(smartQuery内の質問をExcelに出力することが可能です)
質問(クエリ)の入力
翻訳者はWebブラウザ/Trados Studio上から質問を入力します。
【Webブラウザの入力画面】

【Trados Studio上の入力画面】

smartQueryをTrados Studio上で使用するにはコネクタの追加が必要です。
コネクタはこちらのページからダウンロードできます。
質問を入力する際は、以下のような項目を入力します。
【入力項目】
・プロジェクト名
・回答希望期日
・質問をしたい用語(フレーズ)
・文脈
・質問内容
・言語方向
・質問のカテゴリ
質問の投稿を行う際には、事前に回答済みの質問がないかを調べることができます。
また質問の該当用語(フレーズ)の入力を開始すると、過去に質問済みのクエリが候補として自動で検出されますので、繰り返し同じ質問をすることを防止できます。
使用例
ここで簡単な使用例をご紹介します。
社内翻訳チームで「翻訳者→リーダ→プロジェクトマネージャー」と質問をあげていく例です。
①【Trados上で質問をする(翻訳者)】
まず翻訳者が翻訳中に質問をTrados上から行います。
smartQueryとのコネクタをインストールすることでTrados画面から入力を行うことができます。(上記のようにWebブラウザからも質問可能です)
↓
②【質問を確認する(翻訳リーダー)】
次のステップに設定されている翻訳リーダーは、メール通知を受け取り質問が来たことを知ります。Webブラウザ上でsmartQueryにログインをし内容を確認します。一部プロジェクトマネージャーに確認の必要な内容があるため、次のステップにエスカレーションを行います。
↓
③【質問を回答する(プロジェクトマネージャー】
プロジェクトマネージャーはメール通知を受け取り、Webブラウザ上で回答をします。
↓
④【回答を確認する(翻訳者)】
翻訳者は自分が作成した質問についてのステータスを常時確認することができます。回答が完了すると、メール通知が届き回答を確認できます。翻訳中はTrados上で回答内容を確認するのが便利です。(Webブラウザ上でも確認が可能です)
③で回答が難しい場合は、外部のClientへ回答依頼を送ることも可能です。
状況に応じてフローは変更が可能です。
データの活用
smartQueryでは期間、言語、現在の回答ステータス、カテゴリ、プロジェクトごとなどで質問件数レポートを出力することができます。これにより質問量を把握でき、課題も見つけやすくなります。
各レポートは【Dashboard】タブで確認をすることができます。

特に質問には「用語関連」、「スタイル」、「技術的理解」、「原文の問題」などのカテゴリがあり、どのカテゴリの質問が多いかを明確にすることで翻訳業務の課題を把握しやすくなります。
例えば、スタイルに関する質問が多い場合は、スタイル作成に課題があることがわかりますのでスタイルガイドの作成が必要という対策を行うことができます。
社内で蓄積した質問はそのままで終わらせず、統計化をすることで将来に活用できます。
ご利用形態
smartQuery本体(データベース)はサーバまたはPCにインストールを行います。
(クラウドサービスではありません)
ユーザ側はインストールを行う必要はなく、WebブラウザもしくはTrados上からアクセスが可能です。

質問(クエリ)の入力
翻訳者はWebブラウザ/Trados Studio上から質問を入力します。
【Webブラウザの入力画面】

【Trados Studio上の入力画面】

smartQueryをTrados Studio上で使用するにはコネクタの追加が必要です。
コネクタはこちらのページからダウンロードできます。
質問を入力する際は、以下のような項目を入力します。
【入力項目】
・プロジェクト名
・回答希望期日
・質問をしたい用語(フレーズ)
・文脈
・質問内容
・言語方向
・質問のカテゴリ
質問の投稿を行う際には、事前に回答済みの質問がないかを調べることができます。
また質問の該当用語(フレーズ)の入力を開始すると、過去に質問済みのクエリが候補として自動で検出されますので、繰り返し同じ質問をすることを防止できます。
使用例
ここで簡単な使用例をご紹介します。
社内翻訳チームで「翻訳者→リーダ→プロジェクトマネージャー」と質問をあげていく例です。
①【Trados上で質問をする(翻訳者)】
まず翻訳者が翻訳中に質問をTrados上から行います。
smartQueryとのコネクタをインストールすることでTrados画面から入力を行うことができます。(上記のようにWebブラウザからも質問可能です)
↓
②【質問を確認する(翻訳リーダー)】
次のステップに設定されている翻訳リーダーは、メール通知を受け取り質問が来たことを知ります。Webブラウザ上でsmartQueryにログインをし内容を確認します。一部プロジェクトマネージャーに確認の必要な内容があるため、次のステップにエスカレーションを行います。
↓
③【質問を回答する(プロジェクトマネージャー】
プロジェクトマネージャーはメール通知を受け取り、Webブラウザ上で回答をします。
↓
④【回答を確認する(翻訳者)】
翻訳者は自分が作成した質問についてのステータスを常時確認することができます。回答が完了すると、メール通知が届き回答を確認できます。翻訳中はTrados上で回答内容を確認するのが便利です。(Webブラウザ上でも確認が可能です)
③で回答が難しい場合は、外部のClientへ回答依頼を送ることも可能です。
状況に応じてフローは変更が可能です。
データの活用
smartQueryでは期間、言語、現在の回答ステータス、カテゴリ、プロジェクトごとなどで質問件数レポートを出力することができます。これにより質問量を把握でき、課題も見つけやすくなります。
各レポートは【Dashboard】タブで確認をすることができます。

特に質問には「用語関連」、「スタイル」、「技術的理解」、「原文の問題」などのカテゴリがあり、どのカテゴリの質問が多いかを明確にすることで翻訳業務の課題を把握しやすくなります。
例えば、スタイルに関する質問が多い場合は、スタイル作成に課題があることがわかりますのでスタイルガイドの作成が必要という対策を行うことができます。
社内で蓄積した質問はそのままで終わらせず、統計化をすることで将来に活用できます。
ご利用形態
smartQuery本体(データベース)はサーバまたはPCにインストールを行います。
(クラウドサービスではありません)
ユーザ側はインストールを行う必要はなく、WebブラウザもしくはTrados上からアクセスが可能です。
smartQueryの紹介を行うWebセミナーを開催いたしました。(無料でご視聴いただけます)
【Webinar】
質問の管理・共有ツール「smartQuery」のご紹介
~翻訳プロジェクトワークフローに対応し、クエリ管理を効率化~
録画をご視聴の方はこちらからご覧ください。
【ご視聴ページ】
https://www.sdltrados.com/jp/video/20200409-smartquery-jp/165027/
またこちらのページからは過去に開催をしたWebinarもご覧いただけます。
smartQueryを使用することで、リモートワークにもご活用いただくことができるかと思います。
質問の管理に課題を感じている場合は、ぜひsmartQueryをご検討ください!
より詳しい製品情報をご希望の場合はお問合せください。
公開日 2020年3月19日
分野
SDL Trados Studio