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~Trados Studioってなに?~ 第1回「Trados Studioの自己紹介」

皆さんこんにちは!RWSグループ、SDLジャパンでTrados Studioを担当している西海(さいかい)と申します。このブログでは、翻訳業務に携わる方・翻訳ソフトウェアにご興味をお持ちの方向けにTrados Studioという翻訳ツールについてどんなツールなのか、また使うとどんなメリットがあるのかをわかりやすくご紹介していきます。

本ブログは初歩的な内容となりますので、すでに製品についてご存知の方はコチラのブログトップページに移動してご自身に必要な情報をお読みいただくことをお勧めします。

RWSグループってどんな会社?

RWSはイギリスのロンドン郊外(ロンドンから電車で約30分)に本社を置く翻訳業界のリーディングカンパニーです。1958年に設立され、世界の85以上の拠点にオフィスを持つグローバル企業へと成長しました。2020年秋にはSDLを買収し、現在はRWSグループとなっています(SDLジャパンという日本法人は現状そのまま残っています)。

翻訳サービスの他に翻訳支援ソフトウェア、機械翻訳、翻訳管理システム、コンテンツ管理システムなどの販売も手がけている企業です。SDLの買収によりRWSは世界最大の翻訳企業となり、グローバルブランド上位100社のうちの90社、製薬会社上位10社、世界中の大手特許事務所20社のうち18社に採用されています。

もともとTrados Studioは1984年にドイツのTrados社によって開発されましたが、2005年にSDLがTrados社を買収し長らくSDLの製品として販売をしてきました。その後2020年にSDLはRWSグループとなり、現在TradosはRWSグループの製品として販売されています。Tradosの歴史についてはコチラから。

CATツールってなに?

皆さんは「CATツール」という言葉をご存知ですか?CATとは「Computer Assisted Translation」の略で、翻訳者が手で行なう翻訳作業を支援するツールのことを意味します。Trados StudioはこのCATツールというジャンルに属する製品です。よく「翻訳支援ソフトウェア」などと呼ばれています。

それに対し、機械翻訳(MT:Machine Translation)は人が手で翻訳をするのではなく、機械が自動で翻訳をするツールです。

おそらく、「翻訳ツール」と聞くとこの機械翻訳を想像する方が多いのではないでしょうか。これからご紹介するTrados Studioは機械翻訳ではなく、CAT(翻訳支援)ツールですのでお間違いのないように! CATツールと機械翻訳の比較については、コチラのブログをご覧ください。

とても大事な2つの機能

それでは本題のTrados Studioの全体像についてお話しします。人の手で翻訳をするのになぜツールを使う必要があるのか、と思う方もいらっしゃると思います。Trados Studioはたくさんの機能を持っていますが、そのなかでも重要なのが「翻訳メモリ」と「用語ベース」です。この2つを理解できれば、Trados Studioの全体像を概ね理解したと思っていただいて大丈夫です。

①翻訳メモリ(詳しくはコチラ
翻訳メモリとは、過去に翻訳した文が蓄積されているデータベースです。翻訳をする際は、翻訳メモリの中身を自動で検索し、同一/類似の文が見つかれば流用することができます。

過去の翻訳がすでにある場合は、翻訳を行う前にそれらを翻訳メモリにインポートすることもできます。さまざまなファイル形式(MS Word, Excel, PDFなど)をインポートできます。

翻訳時に翻訳メモリを翻訳文書に紐付けることで、同一/類似の文を自動で検索することができます。翻訳者は検索された候補の中から最適なものを選択し、必要に応じて修正を行ないます。翻訳作業中も1文ずつ随時翻訳メモリへデータが蓄積されていきます。

翻訳メモリを使用することで翻訳時間を短縮でき、さらに過去に訳した文と同じスタイルやニュアンスで翻訳を進められるため表現の一貫性を保つことができるのです。

②用語ベース(詳しくはコチラ
用語ベースは翻訳メモリとは別のデータベースとなります。翻訳メモリに文単位での登録がされるのに対し、用語ベースには語/句単位の登録をします。

専門的な文書には、統一が必要な専門用語が多くありますよね。例えば、会社名、製品名、医療用語、法律用語などです。このような用語は用語ベースに登録をすることで簡単に用語の統一を実現できます。

用語ベースも翻訳メモリと同様のイメージで使用します。自動で検索をし該当の用語があればTrados Studio上に候補を表示します。正しく用語を使わないとエラーを表示し気づけるようにしたり、禁止用語を設定することができるので、簡単に用語を統一することができます。

と、もっと話したいことはありますが・・・今日はここまで!
Trados Studioがどのようなツールか、おおよそのイメージは掴んでいただけましたでしょうか。

今後のブログでは、各機能と特徴についてブレイクダウンし詳しくお伝えいたします。
次回以降もぜひお楽しみに!

最後に

「翻訳メモリ」と「用語ベース」は翻訳の効率化品質の一貫性の両面から翻訳者を助けてくれます。皆さんもご自身が行った翻訳資産を有効に活用し、将来に生かす運用を始めてみませんか?

ぜひ無料トライアルをお試しください!

■30日間の無料トライアル■
https://www.trados.com/jp/products/trados-studio/free-trial.html

■トライアルガイド■
https://www.trados.com/jp/blog/trados_trial_guide.html


■ブログ■
第1回「Trados Studioの自己紹介」
https://www.trados.com/jp/blog/intoduction-sdl-trados-studio.html
第2回「翻訳メモリ」
https://www.trados.com/jp/blog/translation-memory-sdl-trados-studio.html
第3回「用語ベース」
https://www.trados.com/jp/blog/sdl-trados-studio-termbase.html
第4回「機械翻訳とは違う!?」
https://www.trados.com/jp/blog/trados-studio-machine-translation.html
第5回「Tradosで使用するファイル」
https://www.trados.com/jp/blog/sdl-trados-studio-file-types.html
第6回「Trados Studioの歴史」
https://www.trados.com/jp/blog/sdl-trados-studio-history.html
第7回「Tradosの活用例、製造業界編!」
https://www.trados.com/jp/blog/sdl-trados-studio-manufacturing.html
第8回「Tradosの活用例、特許業界編!」
https://www.trados.com/jp/blog/sdl-trados-studio-patent-law.html
第9回「翻訳業務を標準化しよう」
https://www.trados.com/jp/blog/standardization-translation-with-trados.html
第10回「翻訳メモリの共有と管理」
https://www.trados.com/jp/blog/sharing-managed-translation-memory-trados-studio.html
第11回「外注しているからTradosは不要!?」
https://www.trados.com/jp/blog/how-to-use-trados-studio-for-outsourcing.html

■Webinar■
Tradosをはじめ、RWSの翻訳製品を紹介している無料のWebセミナーです。
過去のWebinarはこちらからご確認ください。 
https://www.trados.com/jp/resources/recorded-webinars/

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