
タグの扱いについて
ブログ執筆が滞っており申し訳ありません。もう少し頻繁に登場できるように頑張ります。
さて、本日のトピックは、SDL Trados Studio内でのタグの扱いについてです。SDL Trados Studioを使用すると、ファイル形式や文書の作りによっては、タグが多くなり、その処理に手間がかかることがあります。そんなときに、ヒントとなるかもしれないことをいくつかお知らせします。
■書式タグの表示/非表示
書式タグについては、表示/非表示の設定が可能です。「表示」タブで「書式タグの表示を切り替える」オプションをオンにするか、またはCtrl+Shift+Hを押してください。
このオプションが適用されると、書式情報が紫のタグとして表示されます。タグとして表示することで、訳文側で書式を適用することが容易になります。
■タグのコピーと貼り付け
タグのコピーと貼り付けは、原文分節でCtrl+Cを押して該当タグをコピーし、Ctrl+Vを押して訳文分節側に貼り付けるのが一般的かと思いますが、量が多い場合にはQuickPlaceという機能を使用すると便利です。まずは、該当分節を翻訳し、タグを適用するテキストを選択します(ペアになっていないタグを挿入する場合には、挿入個所にカーソルを置きます)。その状態で、Ctrl+カンマ(「,」)を押すと原文に含まれるタグがすべて表示されるので、適用したいタグをダブルクリックします。これで、タグが適切な位置に挿入できます。
■不要なフォントタグの削除
日本語から英語への翻訳を行う際に、欧文アルファベットが含まれていると不要なフォント変更タグが多数挿入されてしまう場合があります。
このような場合、原文ファイルに戻り、不要なフォント情報を削除することでタグの数を減らすことができます。MS Wordの文書(doc, docx)であれば、該当ファイルをMS Wordで開き、Ctrl+Aでテキストを全選択し、Ctrl+Space(スペース・バー)を押すことでフォント変更の情報をすべて削除できます。ただし、これを行った場合、スタイルで設定されているもの以外の文字属性(太字、イタリック、下線など)も消えることになるので注意してください。
SDL Trados Studioに関する連絡先
03-5773-1471
上記の連絡先は、製品やサービス購入に際しての相談窓口です。
サポート窓口ではないので、ご注意ください。
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