why marketing agencies should offer localization as a service

高品質の翻訳には誰も気付きません。ところが、低品質の翻訳には誰もが気付きます。

スペイン語の窓網戸の説明では、「虫(insects)」ではなく「近親相姦(incest)」を防ぐものとなっています。「中国」という国を示しているらしい衣服のラベルが、複数の言語で「磁器」になっています。スウェーデン語の標識では、英語のネイティブスピーカーに「窓を壊す」よう指示しています。面白い誤訳はたくさんあります。Twitterにアクセスして、ハッシュタグの#badtranslationsや#translationfailで検索してみてください。 
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いつも面白いとは限らない

低品質の翻訳は、いつも面白いと思われて、共有され、忘れられるというだけではありません。2001年、あるアメリカの乳児用粉ミルクメーカーは、460万缶の製品をリコールしなければなりませんでした。調合説明書のスペイン語訳が間違っており、スペイン語の説明書に従うと深刻な病気のリスクがあったからです。この問題は乳児に被害が及ぶ前に発覚したようですが、極めて大きな損害をもたらしました。 

またつい昨年には、あるソーシャルメディアプラットフォームが、タイの人々に陳謝し、自動翻訳機能を無効にすることを余儀なくされました。タイの国王の誕生日に関する短い英語のメッセージが自動翻訳され、その投稿が大きな反感を買ったためです。 

翻訳品質を保証する4つの方法

面白いと感じる誤訳のほとんどは、低品質の機械翻訳(MT)で生じたものです。両方の言語に精通した、コンテキストを適切に理解している人間のレビューをまったく経ていない翻訳です。上記のタイ語の例は、人間によるポストエディットなしにMTを使用する場合、なぜ極めて慎重に考えなければならないかを示しています。 

プロの翻訳者をプロセスに加えることは、恥ずかしい(あるいはそれよりひどい)思いをしないためにまず必要なことですが、それでも、乳児用粉ミルクメーカーのように、間違いが起きる可能性はあります。人間による翻訳によって品質を達成しているのなら、人的ミスはできるだけ防がなければなりません。

それには次の4つの方法があります。 

1.プロセスにレビュアーを追加する

翻訳(またはMTのポストエディット)後にレビューをしないことは、特定のコンテンツタイプでは適切である場合もあります。しかし、エラーが発生する可能性が高いほど、またはもたらされる結果が深刻なほど、そのプロセスに1人または複数のレビュアーを追加することを検討する必要があります。 

言語レビュアーは、スタイルとニュアンスの面を評価し、スペル、文法、意味の間違いを検出します。専門知識を持つエキスパートである(そして対象言語を話す)レビュアーは、特定の用語や主張の正確性と妥当性を評価できます。 

翻訳者やレビュアーに品質の確保や、評価、追跡のための優れたツールがあれば、当然それは役に立ちます。彼らが使用するコンピュータ支援翻訳(CAT)ツールには検証チェック機能が組み込まれていることが必要です。句読点、書式、特殊文字などに関連する一般的な問題を特定して修正するためです。これにより、人間による翻訳ではメッセージを正しく伝えることに集中できます。 

2.用語に一貫性を持たせる

ブランド承認の用語集を一貫して採用するために、レビュアー(特に、翻訳者ではない可能性のある専門知識を持つエキスパート)には、翻訳者や言語レビュアーによる作業をうっかり取り消してもらっては困ります。 

用語の不統一は、誤訳ほどではないかもしれませんが、ターゲットオーディエンスの間で混乱を招く可能性があります。人々がかつてないほど多くの選択肢を持つこのデジタルファーストの時代で、明確で一貫性のあるメッセージをあらゆる言語で伝えるブランドは、成功する可能性が高くなります。 

重要なジョブでも付帯的なジョブでも、翻訳に関わるすべての人が、適切に管理された用語ベースにアクセスできることが理想的です。これは、クラウドベースの用語集管理ツールを使用することですぐに実現できます。すべてのユーザーがブラウザから必要な用語情報にアクセスできるため、一貫性のある優れた翻訳が生まれる可能性が高まります。スプレッドシートベースの用語集をすでに使用している場合は、クラウド翻訳環境の用語ベースに簡単に変換できます。 

用語ベースにアクセスできるユーザーが増えると、用語集の決定に有意義に貢献できるコミュニティも広がります。これにより、使用したい用語や避けたい用語について、承認と更新の強固な連携プロセスを構築できるようになります。これは、成熟した品質保証プロセスにおける1つの重要なステップです。 

3.品質評価の確立

品質保証プロセスを成熟させるもう1つの方法は、言語レビュアーが翻訳の評価とフィードバックの提供に使用するシステムを確立することです。これには翻訳品質評価(TQA)ツールの使用が含まれ、理想的には、翻訳支援ツールに組み込むことです。 

TQAは、翻訳におけるエラーの重大度を常に分類して評価するためのフレームワークを提供します。つまり、経時的に、プロジェクト全体で達成している翻訳の品質を評価したり、個々の翻訳者の進捗状況を追跡したりできるということです。それは、翻訳者に有意義なフィードバックを提供し、ニーズに合わない選択肢を外すための非常に効果的な方法でもあります。 

翻訳支援ツールに組み込まれたTQA機能はまだ比較的新しいため、操作性を継続的に向上させる方法をユーザーが探す必要があります。開発者は分類や評価のプロセスをできるだけ使いやすくすることに重点を置いているからです。当社の実装では例えば、修正のたびにTQAポップアップを表示しないように指定できるようになりました(以前は、TQAポップアップを表示するしかありませんでした)。そのため、レビュアーはまずレビューを完了してから全体の修正に進み、TQAでエラーを分類できます。 

4.トランスクリエーション:適切なツールの使用

従来、翻訳支援ツールはトランスクリエーションのために設計されたものではありませんでした。したがって、この変化はうれしいニュースです。 

トランスクリエーションでは、価値の高いコンテンツの品質をさらにレベルアップできますが、それは翻訳よりもはるかにコンテンツ作成に近い作業です。トランスクリエーションを依頼された翻訳者は通常、さまざまなオプションを提案し、さまざまな選択肢の根拠についてコメントし、可能であれば、逆翻訳を提供して、レビュアーがそのオプションの正確性と品質を評価できるようにしたいと考えます。翻訳支援ツールでは、トランスクリエーションの管理を特に面倒にしている多くのプロセスが自動化されるため、翻訳支援ツール環境にこれを移行することは大きな前進となります。トランスクリエーション管理の手間を省くことで、高品質の確実に響く翻訳を届けることに専念できます。また、トランスクリエーションは翻訳メモリにも保存され、今後のジョブにも(特にフラグメント一致のレベルで)役立ちます。 

品質へのこだわり

機械翻訳で最悪の問題を回避したいと考えている企業は、品質重視のローカリゼーションプロセスを設計し、品質の評価と保証を容易にする翻訳テクノロジーを利用する必要があります。トランスクリエーションによって、さまざまな言語や文化を持つオーディエンスを喜ばせたい企業にも、同じことが当てはまります。編集を加えていない機械翻訳からトランスクリエーションに至るまで、翻訳のニーズは何であっても、品質管理が適切に行われているのか、今こそ自分に問いかけてみましょう。 

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